ポケットシンセ
dspsynth.euというサイトに載っていた、Arduino単体で音を生成・出力するシンセ。
記事を見つけた当時は3Dプリンタを持っておらず、それでも作りたくて、安いおもちゃのキーボードを分解・改造して実装した(が、実装が下手くそで動作が安定しなかったため、少し前に結局捨ててしまった…)。
その後、3Dプリンタを入手したこと、更にはKiCadという基板設計ツールを使い始めたことから、
手のひらサイズのシンセサイザーを作るのにちょうど良いのでは?と思って、作ってみた。
見た目はすごくかわいい仕上がりになったので満足なのだけど、ポケットシンセ…というほど小型ではない(ポケットには入らない)のは反省点。
ちなみに、音源部分は実質パクリなのだけど、少しだけ本家にはない機能を追加している。
つまみ3つとキー8個しかないので、演奏が難しい。そのため、オクターブシフト機能を追加した。
また、スケールを変えられるようにした。ペンタスケールを選ぶことで、それっぽい演奏が簡単にできるようになった。
(演奏例)
それでも、やっぱり実用性を考えると難しいなと思う。今後の課題は、
- シーケンサの制作(手弾きせず演奏するインタフェースの開発)
- ミキサーの製作(複数の音源の音をミックスする)
- スピーカ搭載
以下にArduinoのプログラム、ケースの3Dデータ、回路と基板の設計データがあります。
- moppii-hub/pocketStrSynth(Github)